昨年2月にキリル・ルイ・ドレフュス氏(KLD)が新会長になった際、クラブの過半数の株式を取得していたと思っていましたが、なんと前会長のスチュワート・ドナルドをはじめとするマドロックス・グループの3人が過半数の株式を保有し続けていたことが判明。
The Athleticの記事より
サンダーランド会長のキリル・ルイ・ドレフュス氏が、クラブの株式を41%しか所有していないことを認めたと、The Athleticが明らかにしました。
12ヶ月前に初めてイギリスサッカー界に参入し、23歳でEFLの最年少会長となったルイ・ドレフュス氏は、これまでサンダーランドの「経営権」を持っているとしか表明してこなかった。
スチュワート・ドナルド、フアン・サルトーリ、チャーリー・メスベンからなる前オーナーグループ(マドロックス・グループ)は、株式を保持していることは知られていたが、クラブは以前、買収契約の「機密保持条項」のために詳細を明らかにできないとファンに伝えました。
The Athleticからサンダーランドに寄せた質問に対し、サポーター向けのクラブ声明では、ルイ・ドレフュスが41%の株式を保有し、前会長のドナルドが34%の株式をまだ保有していることを確認しました。
ウルグアイ人実業家で政治家でもあるサルトーリは、当初の20%の株式を引き続き保有し、メスベンも5%を保有しています。
これは、マドロックス・グループの3人が、ルイ・ドレフュスよりも多くの株式(59%)を保有していることを意味しますが、クラブは現在の会長が、依然として主要な意思決定者であることを強調しています。
Sunderland chairman Kyril Louis-Dreyfus owns just a 41% stake in the League One club, with the club’s pre-existing ownership group owning a greater combined shareholding… #SAFC
Report by @PJBuckingham & @mwalker2771 https://t.co/6UoovK0Avp
— The Athletic UK (@TheAthleticUK) February 15, 2022
ドナルドとメスベンの声明
ドナルドは、「クラブへの積極的な関与は資金提供の約束を果たすことだけだ」と主張する一方で、以前合意した時と同じ条件で残りの株式を”喜んで”売却すると説明。
メスベンも、「スチュワートと同じように、自分の株を売却することができれば、とても幸せです。しかし、それまでの間、私はクラブの資金調達のために自分の持ち分を提供し続けるつもりです。」と述べ、クラブ運営に”積極的な役割”を果たすことを望んでいないと主張。
兎にも角にも、マドロックス・トリオとの関係が続いていたこと、そしてこの時点まで明確でなかったことは、ファンの怒りを買っています。
コメント
なんというか、選手だけではなく経営陣もゴタゴタなんですね。非常に複雑な心境です。全くもってチームにプラス要素ありません。せめて、選手たちには試合に集中してほしいです。こんな状況ですが試合はやってきます。まずは、目の前のMKドンズ戦、死にものぐるいで勝利を掴み取ってほしいです。
自信を取り戻すには勝利しかないです。
なんとか勝ってもらいたい!
筆頭株主はKLDでも過半数を超えていないとなると影響力は限定的。
ここ最近の顛末でKLDへの印象が一変したところ(悪いほうへ)でしたが、
旧経営陣の意向も少なからず反映されていたと考えると、また見方が変わりますね。
まぁ公になってしまった以上、さっさとKLDによる過半数の株式取得、旧経営陣の完全撤退は必須かと。
ドナルドたちに図られた感がありますよね。
早いとこ撤退させてファンの信頼を取り戻さないといけません。